看護師の休日日数の平均とシフトによる違い

激務になりやすい看護師にとって休日日数は重要なポイントです。
看護師の休日日数は平均約118日と言われています。
この日数は労働基準法の週に1日、4週のうち4日以上は休みを与えなくてはいけないという内容に基づいて決められています。

看護師の仕事は病院以外にも様々な勤務地があり、場所によって休日日数が変わるので注意が必要です。
中でも特に休みが多いと言われるのが国立、大学といった大手の病院で、年間およそ125日前後の休日が与えられることが多いです。
その反面、他の職場に比べて多忙になりがちなので、肉体的負担はそれほど変わりません。

大手の病院に次いで休みが多いのが、保育園を始めとした福祉関連の職場で、年間でおよそ120日程度休めると言われています。
これは施設の営業日に合わせて休みが取れるのが理由です。
福祉関連の仕事は原則日勤だけの勤務で、入院設備のある病院のように夜間に緊急の呼び出しが掛かることはほぼありません。
働きやすさと休日の多さという2つのメリットが得られますが、医療関係の職場に比べると給料が低くなることもあります。

その他、入院設備が整っている24時間体制の病院の休日日数はシフトによって若干異なるのが特徴です。
日勤と夜勤の2交代制では、夜勤明けと翌日の2日間が休みとなりますが、3交代制の場合は準夜勤は翌日も勤務になるケースがあります。
このように、夜勤の交代制で働き方は大きく異なるため、求人を探す際はシフトをしっかりと確認しておくことが大切です。

看護師として長く無理なく働くためには、理想の休日の在り方を明確にしておくことが欠かせません。
そのためにも、看護師の休日日数事情をしっかり把握して、後悔がない職場を選ぶようにしましょう。